「 年別アーカイブ:2019年 」 一覧
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速度と$x-t$グラフ
速度と$x-t$グラフ 前回は速度の一般的な定義の解説をした。今回は速度と$x-t$グラフについて直線(1次元)の運動を用いて解説していく。 直線(1次元)運動 前回は3次元の一般的な運動を扱った ...
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速度 (velocity)の定義
速度 (velocity)の定義 速度は直接には測れない 車のスピードメータや投手の球速など、普段の生活で物体の速度(速さ)について触れる機会は多いと思う。これらの測定は速度を直接には測っていないこ ...
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変位と距離
変位と距離 変位はベクトル量(大きさと向きを持つ)である。 距離はスカラー量(大きさのみ)である。 移動距離を考えた場合、変位の大きさと一致しない場合もある。 直線運動 $x$軸上を運動する物体が$ ...
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位置ベクトル・変位ベクトル
位置ベクトル・変位ベクトル 位置を決める ~ 位置ベクトル 物体の運動を考える場合、その物体がどこにあるのか(位置するか)は重要な情報である。 ある3次元空間を考え、原点$O$と物体のある位置$P ...
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有効数字の扱い方 part-3
有効数字の扱い方 part-3 前回に引き続き、有効数字の運用について解説していく。 有効数字と誤差(平均値の平均2乗誤差) 誤差の有効数字は原則1桁で表す。 但し、先頭の数字が1の場合2桁で記述す ...
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有効数字の扱い方 part-2
有効数字の扱い方 part-2 前回に引き続き、有効数字の運用について解説していく。 有効数字を考慮した計算(物理的計算法) 「 最後の位のみに誤差を含んでいる」という状態で表す この大原則を元に ...
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有効数字の扱い方 part-1
有効数字の扱い方 part-1 測定を行う上では避けて通れない考え方の一つに「有効数字」というものがある。実験や数値計算を行う時に「有効数字を考えて計算せよ」と指導を受けていることであろう。「有効数 ...
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力学 ~ 物体に作用する力と作図で運動方程式を立てる方法 part-4
運動方程式を立てるには作図が重要であることは前回に述べた通りである。今回も引き続き物理モデルを解説していく。 今回は、動かない状態のモデルを取り上げた。動かないモデルの場合でもまずは運動方程式を立 ...
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速度に比例した空気抵抗がある物体の落下の運動方程式を解く
速度に比例した空気抵抗がある物体の落下の微分方程式を解く 「前回にやった速度に比例した空気抵抗がある物体の運動方程式」 \begin{eqnarray*} m \frac{\diff v}{\diff ...
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雨滴の落下 ~ 空気抵抗が働く運動
雨滴の落下 ~ 空気抵抗が働く運動 雨滴の落下の運動を考える。空から雨が降ってくるモデルにおいて、もし空気抵抗が無いとする。この時、例えば上空$1 \ \mbox{km}$ から落下したとすると \ ...